Uターン経験者の田舎ブログ

北近畿で生まれ育ち、新卒Uターンした僕が、UターンやIターンについてや、田舎での過ごし方など、田舎出身者からみた移住のことなどに加え、育児や日々のことを書いていきます。

古民家ホテルと都会のラグジュアリーホテルについて考えてみた

 こんにちは、ginetanです。シルバーウィークも終わり、仕事行きたくない病に掛かりつつも、頑張って仕事をしてきましたが、やっぱり一日つらかったです。シルバーウィークは最初の3日は特にどこもいかず、家周辺の公園やちょっと離れた複合施設などで、娘と遊んでいました。さすがに、5連休ということもあり、人が多いかったですが、まぁなんてことはなかったです。

 

 

 我が家はどちらも働いているため、どうしても平日は子供と一緒にいる時間が短いので、この連休中ずっと僕と嫁さんとが一緒にいてくれるため、娘はとっても楽しそうでした。

 

 22日と23日と、京都に泊りがけで買い物と遊びに行きましたが、後ろ2日間は体を休める方にもっていく人が多いのか、人は多いもののそこまででした。ただ、やっぱりホテルは祝日料金で高めの設定。

 

 京都市内のまともな所だと素泊まり2人で2万円以上になるホテルも多いかったので、あえて少し離れた地域にホテルを取りました。(その詳細はこちら)

 

 朝食もバイキングでしっかりと食べることができたし、部屋も広く、駅前と立地が良かったので、正解でした。

 

 

 しかし、同じホテルでも何を重視するかで全然値段も、設備やタイプも変わってくるな~と思いました。そういえば、以前の投稿で話題にした篠山の古民家ホテル(篠山城下町ホテルNIPPONIA)の宿泊プランが公表されていて、それをみて、ふと思ったことがあります。

 

ちなみ、その以前の記事はコチラ

 

 

inakagurashi.hatenablog.jp

 

 

この記事を書いた際には、まだ宿泊プランなどについては、公表されていませんでしたが、先日大手宿泊サイト一休にて、宿泊予約受付を開始しました。

 

一番安い宿泊プランでも30平米(板間12帖、浴室、洗面所、トイレ付)1泊2食付1名2万2千円となっているので中々です。一番高い宿泊プランだと48平米(和室6帖、板間8帖、玄関、縁側、浴室、洗面脱衣、トイレ)1泊2食付、1名5万1千9百円となっています。ちなみに、各プランはオープン記念割引無料アップグレードが付いているので、実際にはもう少し高い金額になってくるのかもしれません。(参考:一休.com)

 

最安のプラン客室単価が1泊4万以上になってくるので、都会でいうといわゆるラグジュアリーホテル(ハイエンドホテル)に分類されるホテルだと思います。

 

 一般的にラグジュアリーホテルというと、フルサービスが基本で、ハイクラスの客室宿泊者向けには専用ラウンジを設けて、手厚いサービスを受けることができます。ビジネスホテルの場合、ホテルのもっとも基本「宿泊」という点を重視し、利用客もいかに安くかつ手軽に泊まれるかを重要視します。そのため、比較的アクセスの良い場所に、シングルをメインに高くても朝食付きで1人1泊1万円までです。おそらく、1万円でも高いと思いますし、利用客の心理的には6~7千円程度が利用しやすい金額かと思います。

 

 一方、ラグジュアリーホテル「宿泊」ではなく「非日常」と「休息」を重要視します。如何に、非日常的な空間を利用者に提供し、休息を取ることで体をリフレッシュさせることができるかが問われます。そのため、快適さ利便性も重要になってきます。

 

 ですが、上記の古民家ホテルだと、一部の部屋を除いて、フロントや食事をするレストランが宿泊棟から、車での移動を要するほど離れており、快適さ利便性とは少々かけ離れています。フロントを呼んですぐにスタッフがきてくれるわけではないでしょうし、もしかしたら意外と不便なことも多いかもしれません。

 

 じゃあ、なぜこの篠山の古民家ホテルが1泊2万円以上の価格帯設定が出来るのか考えると、歴史的建造物をホテルにすることで「古民家に泊まる」という非日常的な体験を提供しているのと同時に、1棟ごとの宿泊数を2組程度に絞ることで、静寂な空間を作りだし、精神的な休息を取れる空間を作り出しているからだと思います。

 

 また、古民家ホテルはあえて、不便さを残すことで、都会の物がありふれた環境から間を置くことで「何もないことの贅沢さ」を演出してる点もあります。

 

都会のラグジュアリーホテルは快適さを特別感からくる非日常に価値」

 

 

古民家ホテルは「あえての不便さと静寂さから作りだす精神的な休息に価値」

 

 

同じ、高価格帯の宿泊施設でも、何に価値を置くのかで変わってきますね。

 

その為、前者はミドル層がユーザー層になってくるでしょうが、後者は大量消費社会を生きてきた60歳以上のシニア層が中心になってくると思います。

 

 僕なんかだとまだ20代なので、都会のラグジュアリーホテルに泊まりたいな~と思いますが、高度経済成長は生きてきた60歳以上の方などにとっては、古民家ホテルなどの方が昔を思い出し、気持ちが良いみたいです。

 

実際に、上記の古民家ホテルではないですが、同じように歴史的建造物を利用したホテルやレストランで働くスタッフと話をする機会が以前あったのですが、年配の方が利用者としては多く。建物などに感激されて、リピーターになられる方が多かったそうです。

 

 

 僕は田舎に住んでいるため、あまり古民家ホテルなどにわざわざ泊まろうという気は起きませんが、一度はそういった建物に泊まって、古き良き日本の家屋の趣を知るのも良いかもしれませんね。

 

  ただ、できればこの篠山の古民家ホテルは泊まってみたいなとも思います。もし泊まることがあれば、また続きをアップするので楽しみにしていてください。