Uターン経験者の田舎ブログ

北近畿で生まれ育ち、新卒Uターンした僕が、UターンやIターンについてや、田舎での過ごし方など、田舎出身者からみた移住のことなどに加え、育児や日々のことを書いていきます。

新卒Uターンを目指す人に教えたい田舎の企業探しのコツ

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 こんにちは、ginetanです。7月に入りましたね。7月に入ったとはいえ、まだ梅雨明けをしていませんが、だいぶ熱くなってきたので、海に入れるようになるのが待ち遠しいです。

 僕が、地元の企業に内定をもらい、就職が決まったのもそういえば7月でした。今思えば、夏休みにとりあえずバイトをしてお試ししてみないか?という誘いを断り、別の事に熱中していた世間しらずの大学生を良くも当時の企業は取ってくれたなと思います。

 

 

 小規模の会社は、比較的、都会の企業や大手、中堅の後に採用活動が行われると思われがちですが、意外と時期問わず募集を流しているところも結構あります。ただ、流出が激しかったり、ただ単に掲載しているだけという企業も多いので注意が必要です。僕も通年採用情報を流しているような状態の企業に、とりあえず電話して面接をしてもらったのですが、いま考えると専攻も違えば、まったくノンスキルの僕を、ほんと当時は良く取ったなと思います。

 

 

 

 田舎の企業、ハローワークなんかで見ると、実は1月~2月にかけて求人が出ます。ただ、実際には通年で足りなくなったら募集がほとんどです。そもそも、田舎にある多くの企業は、しっかりとした採用スケジュールを組んでいるところは多くありませんし、新卒を採用対象と考えていない所がほとんどですから。

 

 つまり、新卒でUターンを目指す人の多くは、スタートラインの段階から、多少不利です。なので、しっかりと何故地元に戻るのか、何を思って戻るのかをはっきりさせる必要があります。けど、結局新卒で田舎に戻って就職しても、その企業が自分に合わなかったりすると大変だと思います。そこで、今回は僕が新卒Uターンをした際の田舎の企業選びのコツをお教えします。

 

 

親や地元にいる親せきに聞く

 何よりも、まず最初にしてください。やっぱり、その土地にずっとすんでいる人なので、自分よりも確実に色々な企業をしっていますし、ウェブよりも情報があふれています。ただ、「田舎で就職しようとおもうのだけど、募集しているような会社知らない?」じゃ駄目です。そんなんで、良い会社は出てきませんし、そもそも親などは就職活動をしている身分ではないので、どの会社が人を募集しているかなんて知らないです。聞くのは「最近景気が良い会社はどこなのか」「ちょっと変わったことをしている会社はないか」です。景気が良い=今後業績の向上で人が必要になってくる可能性が高いので、現在で求人が出ていなくても今後募集する可能性が高いですし、ダメ元でアタックしてみるのも良いです。また、ちょっと変わったことをしている会社は、積極的な行動をとっている会社の可能性があるので、要チェックです。あとは、もうコネになりますが、「何処か働ける会社ないかな?」です。賛否両論ありますが、田舎ではまだまだ有効ですし、紹介する手前無茶な会社は紹介されません。

 

 

就業人数の割には、提示給料が安い企業ははずす

 これは、就業人数というか、ある程度儲かっているという噂の割には最初の給料の提示が安いとこは残業代が多いという可能性が高いということです。製造業に特に見られますが、基本給は安く、残業につぐ残業である程度の金額になるという所もあります。14~16万基本給で残業で稼いでねなんてざらにあります。通常はまだ、残業をすれば生活できるので良いですが、あくまで残業することが前提になるので、定時は夢になりますし、残業がないつきはかなり安くなります。

 

 

噂は噂でしかないを心がける

 幸か不幸か、僕が就職した企業は、地元の中ではあまり良い噂を聞くことのない企業でした。まぁ、いろいろと理由があったので仕方ない部分ですが、ほんと良い風にいってくれる人には出会いませんでした。しかし、実際に働いてみると、給料は周囲の企業より初任給は良かったですし、残業がないのでアフター5はかなり有意義に使えました。結局噂は噂でしかないことをかなり実感しました。なので、しっかりとどういう企業なのか自身で見て、先入観を持たず調査することが大切です。

 

 

ハローワークはまず使わない

 ハローワークは使わない方が良いです。というか、初期では使わない方が良いかと思います。もちろん、ハローワークに行けば多かれ少なかれ求人情報はありますし、普通に探すより見つけやすいです。でも、意外とハローワークから来た人を本当に採用しようと思っている経営者少ないと思います。色々な人の話を聞きましたが、ハローワークだと思っている人を取れないと言う経営者の方が結構いました。結局、良い求人は転職サイトや人づてに流れます。

 

 

キーマンと知り合いになる

 Uターンや移住のことに少し関わっていると、その地域で移住や若者のUターン支援の取組を行なっている人と知り合いになることが多いですが、やっぱりそういう人は求人情報を少なからず持っています。それは、やっぱり経営者と知り合いになることも多いですし、相談を受けやすい立場だからです。なので、地元と離れた場所に住んでいても地元のキーマンと何らかの接点を持つのは意義があります。幸い、今は地方創生で移住やUターン支援が活発なので、都市部でもそれ系のワークショップが数多く開催されています。そういった場所に参加して、売り込んでおくことをおすすめします。そうすると意外な情報が入って来たりします。もし、そういう人を知らないのであれば、ネットで地域+ゲストハウスや地域+移住支援、Uターン支援などで検索すると良いと思います。

 

ふるさと就職フェアなどに参加する

 意外と有意義です。そもそも、こういったフェアに参加する企業は、就職サイトには求人を出さないけど、ある程度体力がある企業が多いです。また、フェアの中には新卒Uターンを対象としたものも結構あるので、1つで良いの参加するのをおすすめします。ただし、大体でてくる企業は同じなので、1度か気になる企業の名前がある時だけで結構です。

 

地元の工業団地を調べる

 製造系に限定されますが、地元の工業団地の立地企業を調べるのも手です。大体工業団地に工場を建てる企業はある程度資本力資金力を持っている企業が多いです。そのため、該当の地方自治体のHPなどから工業団地の情報を探し、そこから企業を探すのをおすすめします。また単純に立地している企業だけでなく、その親会社などを見てみると意外と製造系以外の職種を見つけることもできます。

 

 

 都会から田舎への新卒Uターンを考えた際に、その求人情報を手に入れ方に四苦八苦するかと思います。実際、自分も当初は結構苦労しました。色々大変だと思いますが、あきらめずに頑張って欲しいと思います。