田舎は消耗品、都会は資産。土地を買い、家を新築するということの違い <土地編>
こんにちわ、ginetanです。
最近よく嫁さんと新築見学会に行きます。特に家をすぐに建てる!と決めているわけではないですが、将来的にはやっぱりずっと賃貸というのもつらいなと思うところがあるのと、実家はあるが諸々の面を考えるとそこに戻るという選択肢を選ぶ可能性は低いかな~と思います。
今は結構田舎の方でも、都会から戻ってきた若い夫婦は実家とは別の場所に土地を買って家を新築する人も多いです。もちろん、実家の敷地が余っていたら、親の家とは別に自分たちの家を同じ敷地内に建てる人も多いですが。
田舎なので、家についてみてみたいとなると、大手ハウスメーカーのショールームではなく、どちらかというと地元工務店が建てた家を住人が住む前に見せてもらう新築見学会が主流になってきます。
大体、地元の工務店系だと新築見学会などを見に行っても、しつこい営業などはなく、知りたいことは教えてくれますし、あまりがつがつ来ず適度な距離感で案内してくれます。
しかし、結構な確率でもみんな家を持とうと思うものですね。僕の地元はそんなに人口多くないですが、それでも月1~2回くらいは会社は違えど新築見学会の案内を見ます。地元の工務店の方に話を聞いたところボリューム年収500万半ばくらいらしいので、土地の購入が不要だったり、安かったりするのが大きいだろうな~と思います。都会だと年収500万で土地買って、家を新築した場合、年収500万だと無理じゃないかなと思います。
実際にどれくらい違ってくるのか調べてみました。なお建ぺい率は60%、容積200%、建築条件無で統一しています。
A分譲地 土地面積151㎡45坪 価格2000万 坪単価44.4万円
B分譲地 土地面積187㎡56坪 価格395万 坪単価7万円
C分譲地 土地面積165㎡50坪 価格3500万 坪単価70万円
すでに土地で最大10倍の開き・・・・
いや~高いですよね。土地。都会で土地を買う値段で田舎じゃ、土地買って、それなりの家建ててもお金余ってしまいますね。しかも、固定資産税が掛かってくるので、Cだと毎年固定資産税が20万以上は確実にかかってくるんじゃないでしょうかね。
ちなみに僕の実家は田んぼを1反分つぶして、そこに2軒家が建っていますが、合算して年5万もいっていなかった気がします。1反ってメートルになおすと約1000㎡なんですけど、それで5万もいかないってホント坪単価いくらやねんって突っ込みたくなりますよね
過疎化が進む地方は、土地がどんどん余っていきますし、これからの世代は土地を手放すことに全然抵抗がないのでどんどん地価は下がっていくでしょうね。そうなると、結局、田舎における土地っていうのは「消耗品」なんですよね。これまでは、「おらが土地」で先祖代々の土地を守るという観点からも「資産」って意味合いが大きかったですが。しかも、自分の代に家を建てるためにかった土地はもしかしたら子供の代には、売りたくても買い手がなくて売れない、建物は壊すのに費用が掛かるから壊せない、使い道のない「負債」になるかもしれないという・・・。
つまり、僕たちが田舎で土地を買い、家を建てようと考える際には、将来どうするかってのも考える必要があるという悲しさ。都心や郊外なら売れますが、田舎だと売れないのでホント消耗品です。買ったらあっという間に値崩れ起こすPCといっしょです。
こうやって考えると安易に、田舎じゃ土地買うことできないな~と思ってしまい、夢のマイホームが遠のいてしまいますよね。あ~、家づくりと土地について勉強しよ(泣)